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知っておこう!妊娠が分かったら!妊娠時期別の身体の変化と過ごし方

出産・子育て

 妊娠が分かったら、今後どのように妊娠経過をたどっていくのだろう?お母さんの身体はどのように変化していくのだろう?初めての妊娠だとなおさら知らないことだらけで、一気に不安を感じる人もいるかもしれません。妊娠時期別に、お母さんの身体がどのように変化をしていくか、同時にどのように過ごしたら良いのか、知っておきたいですよね!

まずは自分の体調管理を!!

妊娠が分かった頃というのは、自身の体調の変化を感じ、早い人では”つわり”症状を感じます。この時期は、まずは自分の体調を優先し、無理せずに過ごせると良いと思います。

では、妊娠時期別で、お母さんの身体はどのうように変化していくのか、同時にどのように過ごしたら良いのか、経験も基にまとめてみました。

妊娠初期(1~4か月)

妊娠初期とは1~4か月、週数にすると13週までを妊娠初期と言います。

生理が来る時期に生理が来ず、「もしかして・・・?」と思うと同時、少しずつ自分の身体の変化を感じるようになります。疲れやすくなったり、胸が張ったり、感じ方は人それぞれですが、早い人だと妊娠4週頃からつわりのような症状も出てくるでしょう。

妊娠6週頃からは、強い疲労感を感じやすくなります。味覚も変わると言われており、食の嗜好の変化も起こります。頻繁に喉が渇くようになり水分摂取が増えます。つわりも徐々にひどくなってくるでしょう。仕事をしていると、試練の時期とも言われており、変化していく身体と優れない体調とで、「妊娠時期で一番苦しい時期だった」と言う人もいます。

妊娠8週~11週がつわりのピークと言われています。お母さんのお腹のなかで、胎児の身体がものすごいスピードで形作られていく時期であり、お母さんにとっては今までのような日常が送られないくらい身体的に辛い時期ですね。

私の場合、電車通勤をしていたのですが、やはりつわりの時期の電車は辛いです。私のつわりは軽いほうだったのですが、それでも不調は感じておりいつ吐き気が出るか心配で、途中下車しても良いように、これまでより早い電車に乗っていました。ただ、職場に着き仕事を始めると緊張からか仕事中はつわりをそこまで感じませんでした。最も辛かったのは、リラックスできる家で過ごす時間でしたね。食事の支度なんて、とてもじゃないけどやっていられませんでした。

つわりの他に、妊娠初期から頻尿や便秘に悩まされる人もいるでしょう。おりものも増えると言われています。

妊娠10週を過ぎた頃から徐々につわりが落ち着いてきます。12週頃には嘘のようにつわりが収まります。そして、お腹の膨らみよりも先に、乳房が張ってきて、今まで着用してた下着が窮屈に感じてきます。乳腺が発達して女房のサイズが大きくなり、胸にチクチクとした痛みが出る人もいます。乳輪の色も濃くなってきます。女房は妊娠初期に急激に変化しサイズが大きくなり、それ以降はそんなに変化しないため、下着が窮屈に感じたら早めにマタニティ用に変えると良いです。窮屈で圧迫感があると苦しいため、ノンワイヤーのブラトップが私には快適でした。

妊娠初期は流産しやすい時期でもあるため、激しい運動は避け、とにかく無理をせず、お母さん自身身体の不調についていけないくらい、辛いとも感じると思います。できる限りで良いので、栄養のあるものを摂り、休めるところは休みながら乗り切ってほしいです。


妊娠中期(5~7か月)

妊娠中期とは5~7か月、14週~27週までを言います。

一時的に高かった基礎体温は下がってきて、つわりが落ち着き段々と気持ちに余裕がもてるようになります。赤ちゃんを迎える準備や出産後のことを考えられるようになってきます。

そして、この頃から食欲が増加していきます。お腹もふっくらしてきて、妊娠15週頃から早い人では胎動を感じます。ぱんぱんに張った乳房から、透明な液体が出てくることもあります。これは、ホルモンの影響で乳腺に溜まった液体が漏れ出している状態で、母乳が出ているわけではありません。

徐々に体が重くなり、動くのが億劫になってきますが、この時期の運動はとても大事になります。無理のない範囲で、体を動かすようにすると良いでしょう。

妊娠5か月に入ると、妊娠生活も折り返しとなってきます。この時期には胎盤が完成し安定期』と言われています。まだそこまでお腹が大きくなっていないこの時期に、どこかへ出かけると良いでしょう。

下半身がむくみやすくなるため、循環を良くするためにマッサージをすると良いでしょう。また、お腹が大きくなるにつれて妊娠線が出来始めます。妊娠線は出来てしまうと、出産後も戻りません。出来ないよう皮膚を柔らかくするためにクリームを塗って予防をすると良いでしょう。毎日欠かさずお風呂上りに塗ります。

妊娠17週頃、お母さんの心臓は妊娠前に比べ4割増しで動きます。全身を循環する血液量は増えますが、赤血球は急には増えないために、貧血になりやすいです。この頃の採血で貧血と診断されると、鉄材が処方されます。

妊娠19週頃から、出産に備えて骨盤の骨の関節が緩み、腰に痛みを感じやすくなります。この腰痛予防には筋力を上げることが大事です。

体重も増加してきて、足の血管にいつもより負担がかかり、さらに血管を拡張させるホルモンの影響で太ももに静脈瘤ができる場合があります。

妊娠21週頃からお腹が重いと感じるようになるかもしれません。お腹がグッと前にせり出してくると、重心が取りづらくなったり、腰痛や背中の痛みを感じたりすることが増えてきます。また、足がつりやすくなり、小さなトラブルが起こりやすくなってきます。

お腹がどんどん大きくなると、お母さんの内臓は圧迫されていきます。前かがみの姿勢が取りづらくなってきます。また、うつぶせ寝ができなくなってくるでしょう。仰向け寝も苦しくなり、横向きで寝るようになります。

妊娠25週頃からどんどん体重が増えやすくなります。でも、もちろん適正な体重増加におさめたいので、食事には気をつけたいです。胃が圧迫されると、一回にたくさん食べられなくなります。食事回数を増やすなどして小分けにしっかり栄養補給すると良いでしょう。

徐々にお腹が大きくなっていく妊娠中期は、安定期のうちは思い出に旅行に行ったり、今のうちにできることをしておいたり、体調をみながら過ごせると良いでしょう。お腹が大きくなってくると、初期のころとは違うトラブルも起こってくるので、向き合いながらもちろん無理はせず過ごせると良いでしょう。

妊娠後期(8~10か月)

妊娠後期とは8~10か月、28~40週を言います。

妊娠後期に入ると赤ちゃんの身体はすっかりできあがり、外で生きていくだけの最低限の機能が備わります。いつ産まれてもおかしくありません。

みぞおちのあたりから突き出すようにお腹は大きくなり、胃や心臓が圧迫され、動悸や息切れ、疲れやすさも感じやすくなります。お腹の張りも感じるようになります。

妊娠29週頃から、前駆陣痛と言って子宮の収縮を感じるようになります。生理痛のような痛みで、陣痛のリハーサルのようなものです。本陣痛と違い、30秒~2分くらいで収まり、規則的ではありません。重い荷物を持ち歩くのはそろそろ避けたほうが良いでしょう。

妊娠32週、働いていたお母さんはそろそろ産前休暇の時期になります。妊娠生活も残り2か月となります。お母さんのお腹はさらに大きくなり、歩くたびに肩で息をするようになります。お腹の張りも更に感じやすくなります。

妊娠34週、くしゃみなどで尿漏れが起こりやすくなります。尿漏れパットなどを使用すると良いです。

妊娠36週、10か月に突入すれば、いつ産気づいてもおかしくありません。お腹から突き出していた子宮が下がってきて、胃が少し楽になってきて、食事が入るようになります。

いよいよ、妊娠37週、この週数から『正期産』と言われます。産まれる準備は万全となります。

お母さんの身体も少しずつ準備が始まります。骨盤が開き恥骨や股関節が痛んできます。お腹も頻繁に張ってきます。

出産が近づくと「おしるし」と言われる少量の出血があることがあります。※必ずあるわけではありません。

妊娠40週、出産予定日ですね。陣痛のきっかけは赤ちゃんが作ります。予定日より早かったり遅かったり、人それぞれです。何も焦る必要はありません。心を落ち着かせて、出産の準備を万全にして赤ちゃんが出てこようとする時を待ってあげてください。

妊娠後期は、お母さんのお腹はどんどん大きくなり日常生活も苦痛になるくらいです。もう早く出てきて~と思う人もいるかもしれません。運動も大変になりますが、可能な範囲でウォーキングなどの適度な運動は継続するとよいでしょう。

出産を2回経験した私は、実はこのような妊娠経過をたどることはできませんでした。「切迫早産」の診断を受けたのです。妊娠26~28週で診断書が出て、仕事は早期に休みに入りそのまま産休入りでした。しばらく自宅安静で過ごせていたのですが、妊娠34週で入院を余儀なくされました。入院と言っても、切迫早産での入院は36週まで。36週で退院し、正期産と言われる37週まで1週間はまた自宅で安静生活でした。ここに書いたように、妊娠期の運動は一切許されないような妊娠経過をたどりました。正期産に入った37週、ようやく解放されたように、お腹は大きく辛かったけど、外に散歩へ出かけました。その散歩を期にすぐ陣痛はやってきて、1人目は37週、2人目は38週での出産でした。妊娠経過は本当に人それぞれです。私が経験した「切迫早産」についても、またの機会にまとめようと思います。

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